ポーカーと意思決定

人生とは、相対的に良いことも悪いこともある、特別で唯一の出来事の集合体です。歴史上の多くの哲学者たちは人生とは何かを考え、その目的について模索してきました。しかし、彼らは満足する答えを見つけることはできませんでした。どこかへ散歩に行ったり、夕食を食べにレストランに行くとき、そこには決断があります。同様に、リスクに値する決断と、それほどリスクに値しない決断があります。

実生活での決断とポーカーでの決断には多くの共通点があります。この2つの概念がどのように結びついているかをご紹介します。ここからきっと何か役に立つことを学べることでしょう。

人生で非常に難しい決断を迫られる時があります。その決断が自分にとって良いものになるか否かをより的確に判断するための情報源はかなり限られているのが普通です。ポーカーでも同じことが言えます。特定のゲームに長けたプレイヤーは膨大な数の決断を下し、不足する情報に対処しなければなりません。それは決して簡単ではなく、だからこそ成功するためには良い決断を下す能力が必要なのです。

ポーカーに馴染みがある場合、またプレイしたことがある場合、ロイヤルフラッシュやストレートフラッシュ、ツーペア、フルハウスなどのポーカーのハンドに精通していることでしょう。強い手札を持っていれば高い確率でそのラウンドに勝てることを知っていると思いますが、それは決して100%確実ではありません。よって、手札の中に自分にとって大きな役割を果たさないカードの存在や、相手プレイヤーのカードなど、自他の状況ともに注意を払うことが大切です。

次の数枚のドローをもとに、相手の手札が何であるか少なくとも多少の情報を得て、ベットする価値があるのか、それともフォールドしたほうがいいのか、より良い判断をしましょう。このように状況を探りながら、決断を下していくと、成功する確率は少なくとも2倍になります。それでも負けるかもしれませんが、このような思考プロセスに継続的に従えば、ほとんどの場合は勝利を手にすることができるでしょう。

人生でも同じです。自分の判断によって続けて悪い結果が出たからといって、負けを認めてはいけないのです。これは、必ずしも人生で成功できなかったとか、何事も上手くできないということを意味するのではありません。それは、ただの一連の状況にすぎないのです。いくつかの起こり得る結果についてよく考えて評価し、これまでのような意思決定を続ければ、常に同じ結果になるというわけではありません。

例えば、失敗が怖くてビジネスに投資するかどうか迷っていたとします。その場合は投資した金額が戻ってこない場合にどれだけの損失が出るのかといった、いくつかの要素をまず考えてみるといいでしょう。ビジネスが成功する可能性はどのくらいあるか?ビジネスの発展を妨げるものは何か?こういったすべてのことに注意を払えば、正しい判断を下したかどうかを心配する必要はありません。結果が悪くとも、ただ運が悪かった可能性が高いでしょう。優れたポーカープレイヤーはみんなこのような考えを持っているはずです。